ヒット作品というので

録画していた『ゲットバック-絶体絶命-』(2019年/監督:ロマン・プリグノフ)を観る。無一文となった銀行家が自分の銀行を襲うロシア製クライムアクションです。

大富豪の銀行家レビン(ウラジミール・マシコフ)は、かつて精子提供を行った自分の知らない子供たちとの相続トラブルを避けるために資産をビジネスパートナーの名義にしていたため、ビジネスパートナーの急死により、その娘のリューダ(アレクサンドラ・ボルティチ)に全財産を奪われます。無一文になったレビンは、捜し出した子どもたちとチームを組み、資産の実体が自分のものであるという証拠の書類を入手するために、銀行の金庫室襲撃を計画。子どもたちの特技を活かして銀行に潜入しますが……

ハッカーや元犯罪者など裏道人生を歩んでいた子どもたちと、本当の親子関係になっていくのが見どころなんでしょうが、主人公の性格がいびつで感情移入できません。銀行襲撃も緻密さがなく、極めてイージー。ロシアでは大ヒットしたそうですが、それほどの作品じゃありません。国民性の違いですかねェ。

f:id:nostalji:20210321121922j:plain