今週はホラー

録画していた『ミッドサマー』(2019年/監督:アリ・アスター)を観る。スウェーデンの小さな村の儀式の恐怖を描いたオカルトホラーです。

ある日突然、最愛の家族を失った女学生ダニー(フローレンス・ピュー)は、恋人クリスチャン(ジャック・レイナー)の勧めで、スウェーデンからの留学生ペレ(ヴィルヘルム・ブロムグレン)に誘われて、彼の故郷で開催される夏至祭にマーク(ウィル・ポールター)、ジョシュ(ウィリアム・ジャクソン・ハーパー)たちと参加することにします。ペレの故郷ホルガ村はスウェーデンの奥地にあり、夏至祭は90年に1度開かれる特別な祭り。ダニーたち一行は、白い衣装に身を包んだ村人たちに迎えられ、9日間にわたって行われる異様な儀式を体験していきますが……

映像感覚に優れた監督ですね。きれいな景色の中で、狂気を徐々に醸し出していきます。“W座からの招待状”で小山薫堂が言っていましたが、究極のシェア社会の恐怖を描いていると思いますよ。いろいろ深読みできる展開で、一味違ったホラーといえます。

f:id:nostalji:20210412065253j:plain