惹句に魅かれて

録画していた『クイーンギャング怒りのリベンジ・ライド』(2020年/監督:メラニー・エイトケンヘッド)を観る。女性バイカー集団が悪党を成敗するアウトローアクションです。

かつて暴行を受けたマギー(セリンダ・スワン)は、自分と同じような境遇の女たちが集まったバイク集団ダークムーンに所属。マギーの従妹の女子大生メアリー(ヴァネッサ・デュバッソ)がアメフト部の男子学生たちにレイプされたことを知り、マギーはリーダーのトリガー(ポリアンナマッキントッシュ)にそのことを話します。トリガーとマギーはダークムーンを率いて学生たちに制裁。彼女たちに焼き印されたキーガン(ジェイク・ロケット)は、武器を集めてダークムーンへの復讐を計画。そんな中、マギーは同じアメフト部でもキーガンのやり方に反対しているブライアン(ディエゴ・ボニータ)と親しくなり……

ギャングを相手に大暴れを期待したのですが、成敗するのはチンピラ学生。バイクを走らせているのが女性というだけで、スピード感もなければバイオレンス感もなし。中途半端な社会正義、中途半端なアクション、それに中途半端な恋愛模様が絡んだ風俗映画ということになるんでしょうか。エロチックなところもなく、70年代のC級映画を見ている感じで~す。

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