懐かしのテレビドラマ

ブックオフで『夕日と拳銃』のDVDボックスをゲット。『夕日と拳銃』は、TBS系列で1964年9月9日~12月2日に放送されたテレビドラマ(全13回)です。原作は檀一雄満州の荒野を駆けめぐり、満蒙独立という壮大な夢とロマンを追い続け、大陸で燃えつきた男・伊達麟之介の生涯を描いた物語です。早速、第2回までを観る。

伊達政宗の末裔・伊達麟之介(工藤堅太郎)は、学習院に入学するために御守り役の逸見六郎(小松方正)と九州から上京。麟之介は妾の子だったことから母の実家で野生児として育てられました。庭で母から贈られた拳銃の練習をするなど破天荒な行動に周囲の者は目を白黒。祖父の時宗(中村雁治郎)に拳銃の腕前をバカにされたことから、麟之介は池の亀を全部撃ち殺します。怒った時宗は、麟之介を気にいっている植木屋の松源(花沢徳衛)に麟之介を預け……(第1回)

学習院に入学した麟之介は、正しいと思ったら周りのことなど考えずに行動。そんな麟之介を乃木院長(市川小太夫)は頼もしく思い、麟之介に行動の是非について諭します。麟之介の破天荒な行動を、腹違いの兄・啓之介(西川宏)は伊達家の恥と思っていますが、啓之介の同級生・山岡慎太郎(田浦正己)や、啓之介の姉・珠代(家田佳子)は麟之介の理解者。明治天皇が亡くなり、乃木院長が殉死。乃木院長のいない学習院に未練がなくなった麟之介は……(第2回)

大映テレビ室の製作で、主演は当時新人だった工藤堅太郎。このドラマで全国的に知られるようになります。麟之介のことを、「若とんしゃん」と呼ぶ小松方正がグッド。麟之介の父親のことが一切触れられておらず、原作を読みたくなりました。

f:id:nostalji:20210427065459j:plain