アニメだが

録画していた『キングダム(第3シリーズ)』の6話までを観る。『キングダム』は、中国の春秋戦国時代を舞台にした原泰久の人気マンガのアニメ化です。後に始皇帝となる政と大将軍になることを夢見ている信を主人公に、若者の夢と冒険を描き、強敵を倒していくことで成長するという少年マンガの王道。第2シリーズは全然観ていないのですが、第1シリーズは何回か観ています。戦国の七雄(秦・楚・趙・斉・魏・燕・韓)のうち、秦国が最も強大になり、他の6国が合従して秦に攻めてきたところから第3シリーズは始まります。合従連衡なんて、世界史で習いましたな。

千人将になっていた信が、趙を中心に各国に不穏を動きがあるのを感じていた通り、合従軍が秦に向けて進軍開始。秦軍総司令・昌平君は斉国と交渉して合従軍からの離反を促します。秦軍は、斉を除く5国軍と函谷関で戦うことを決め、秦国の名だたる将軍が集結。その中には信率いる飛信隊、信と同世代の将・王賁率いる王鳳隊や蒙恬率いる楽華隊がいます。麃公将軍の下に配属された飛信隊は趙軍と対峙。ついに戦いの火蓋が落とされます。麃公は趙軍に突撃を開始。しかし、背後を襲われ、信が窮地を救って乱戦となります。函谷関の正面では魏軍が巨大な共闌車を使って攻撃。桓騎将軍が共闌車に大量の油をかけ、火矢を放つことで窮地を脱します。秦の騰将軍と蒙武将軍は楚軍と対峙。楚の臨武君によって軍団長2人を失った騰は、楚軍の項翼と白麗に行く手を阻まれますが、王賁と蒙恬が駆けつけ、二人と対決。騰は一騎打ちで臨武君を討ち果たします。

秦対合従軍の、個性豊かな武将たちの知勇があふれる戦いが繰り広げられ、レベルの高い作品です。主人公の信は、戦いの一駒にすぎませんが、魅力あふれるキャラがいっぱいで、彼らの活躍を観ているだけで楽しいのです。それにしても、なんでNHKは日曜深夜に放送するのだろう?

画像左が合従軍で、右は秦軍

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