主役と思いきや

録画していた『THE LAW 刑事の掟』(2019年/監督:マット・エスカンダリ)を観る。殺人を目撃した女性と犯人との攻防を描いたスリラーアクションです。

密告者からの連絡が取れなくなり、重要犯罪課の警部補ウエイクス(ブルース・ウィルス)に代わって相棒の刑事が会合場所へ行って殺されます。その殺人現場に遭遇したマディソン(ニッキー・ウィーラン)は犯人たちに撃たれ負傷。密告者の死体を発見したウエイクスは、慌てて会合場所へ駆けつけ、負傷しているマディソンを救急病院に搬送し、身の安全のために隔離病棟へ移します。事件には警察の銃が使用されており、証拠の銃弾はマディソンの太腿の中。麻薬課の汚職刑事トゥル(テキサス・バトル)とピアース(ティト・オーティズ)は、マディソンを殺して銃弾を回収しようと隔離病棟を襲撃します。護衛の警官は殺され、マディソンは医学の知識と知恵を使って必死に逃亡しますが……

舞台はプエルトリコサンファン。主人公はブルース・ウィルスでなく、凶悪刑事から逃げ回るニッキー・ウィーランです。医学研修生だった経験を活かして病院内を逃げ回るのね。意外とサスペンスあふれる展開。ブルース・ウィルスは事が起こってから駆けつけるだけの存在。1980年代の映画では名の知られた存在だったスティーブ・グッテンバーグが病院の医者役で顔を見せていました。プエルトリコサンファンを舞台にしていますが、地域の特性を活かした作品にはなっていませ~ん。

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