シリーズ最後なので

録画していた『ランボー ラスト・ブラッド』(2019年/監督:エイドリアン・グランバーグ)を観る。娘のように思っていた少女を殺したメキシコの人身売買組織にランボーが復讐する物語です。

亡き父の牧場で、旧友のマリア(アドリアナ・パラッザ)とその孫娘ガブリエラ(イヴェット・モンレアル)と暮らしていたランボーシルヴェスター・スタローン)でしたが、ガブリエラが母と自分を捨てた父に会いにメキシコへ行って行方不明になり、ランボーはガブリエラを捜しに行きます。ガブリエラが人身売買組織のウーゴ(セルヒオ・ペリス・メンチェータ)とビクトル(オスカル・ハエナダ)のマルティネス兄弟に拉致されたとわかり、何とか売春宿からガブリエラを救出。しかし、ガブリエラは過剰摂取による急性麻薬中毒で家に帰る途中に死亡します。ランボーはビクトルを惨殺し、牧場に数々の罠を仕掛け、ウーゴが襲ってくるのを待ちます。

ラストの牧場での戦いは、ベトナムでベトコンのゲリラに味方の兵がやられたのと同じやり方で敵を倒していきます。ランボーベトナム戦争がトラウマになっており、このラストは第1作にもつながるランボーの原点ですね。最終作らしい戦い方でグッド。ただし、全体として見れば内容は今イチ。復讐のもとになるガブリエラの行動は軽率で、感情移入できないんですよ。策もなく乗り込んでボコボコにされる前半のランボーの行動もね。もう少し納得感のある脚本が欲しかったで~す。

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