週に一度は西部劇

西部劇パーフェクトコレクションに収録されている『覆面二挺拳銃』(1939年/監督:ハリー・フレイザー)を観る。二挺拳銃の覆面男が土地を奪おうとする悪党と戦うB西部劇です。

遺言で譲り受けた叔父の牧場に行く途中でケン・ミッチェル(ケン・メイナード)は、マーカムという牧場主が撃たれるのを目撃。撃ったのは、コリンズ(テッド・アダムス)の手下で、コリンズは土地の独占を狙っており、売ることを拒絶したマーカムを殺したんですな。ケンは、マーカムの娘アン(ドロシー・ショート)に一目惚れ。ケンの叔父はコリンズの一味でしたが、仲間から抜けようとしてコリンズに殺されたことにケンは気づきます。アンをはじめ、牧場主たちはケンを悪党一味と考えて信用せず、ケンは覆面をつけてファントム・ランチャーと名乗り、彼らを助けます。ケンはたえずコリンズ一味の裏をかき、コリンズの悪事の証拠をつかもうとしますが……

主演のケン・メイナードは、トム・ミックスの流れをついだ人馬一体のB西部劇スター。トム・ミックスが愛馬トニーを駆って妙技を見せたように、ケン・メイナードも愛馬ターザンと活躍。この作品でもターザンが名演技を見せてくれます。稚拙な演出に、深みのないストーリー、ケン・メイナードとターザンを見るだけの作品で~す。

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