監督期待で

録画していた『ANNA/アナ』(2019年/監督:リュック・ベッソン)を観る。KGBとCIAの二重スパイとなった女性エージェントの運命を描いたサスペンスアクションです。

ギャングの愛人だったアナ(サッシャ・ルス)はアレクセイ(ルーク・エヴァンス)にその潜在能力を買われて、5年後には自由になることを条件にKGBに入ります。1年の訓練を経て、上官オルガ(ヘレン・ミレン)のもとで暗殺などの困難なミッションに挑む工作員に成長。モデルの仕事と暗殺者としての任務を次々に成功させますが、KGB長官は5年後の自由の約束を反故。そんな時、CIAのミラー(キリアン・マーフィー)に捕まり、3年後に自由になることを条件にCIAの工作員になりますが……

6ヶ月前、3か月前、3年前などとめまぐるしく変わりながら、謎の部分が明かされていく物語展開は面白い演出です。サッシャ・ルスがレストランで見せる最初のアクションはキレキレでグッド。ヘレン・ミレンの演技が物語に厚みを出し、彼女の存在感はハンパじゃありません。アトラクション的スパイアクションが多い中、本格的スパイアクションとして楽しめま~す。

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