大作が続いたので

録画していた『ライブリポート』(2019年/監督:スティーヴン・C・ミラー)を観る。誘拐された少女救出のために奔走する警官を描いたB級ポリスアクションです。

警察官のペニー(アーロン・エッカート)はヴォルク署長(ジャンカルロ・エスポジート)の娘を誘拐した逃走中の犯人を射殺。その後、警察に閉じ込められて泣きじゃくる少女の映像とともに、「64分後に娘は死ぬ」という犯人からのメッセージが届きます。誘拐された少女の居所を聞き出すことなく犯人の一人を射殺した責任を感じたペニーは、犯人が遺した言葉や遺留物から独自に捜査を開始。密着取材にきたSNS配信サイトのエイヴァ(コートニー・イートン)の協力もあって、犯人はペニーが射殺した男の兄でヴォルク署長に怨みを持つケラー(ベン・マッケンジー)だとわかりますが……

捜査活動のSNS生配信という発想は現代的で面白いのですが、設定には無理があります。目的地への移動時間や、かかったであろうと思われる作業時間は無視して、メッセージが届いて救出までの映像上の時間だけで64分です。その面ではリアルですけどね。セリフでなく、残された写真で元特殊部隊員だったことを知らせる演出はグッド。だけど、警官隊相手の銃撃戦は、やりすぎ演出で~す。

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