オランダ製ということで

録画していた『ブラック・ウィドウ~裏切りの代償~』(2019年/監督:ディーデリク・ヴァン・ローイェン)を観る。死んだと思われていたオランダ・マフィアの女ボスが生きていて、当局や謎の組織から追われる犯罪アクションです。

カナダの田舎町で、元夫からDV被害を受けている同僚を助けたことから逮捕された女が、死んだと思われていたオランダ・マフィアの女ボス“ブラック・ウィドウ”ことカルメン(モニカ・ヘンドリックス)であることが判明。母国に送還されることになり、彼女の息子や娘たちは母の生存を喜ぶ一方、自分たちを騙していた彼女に複雑な気持ちを抱きます。そんな中、彼女の組織にボスを殺されたメキシコの麻薬組織が動き出し……

オランダで2010年から17年に5シーズンが放送された人気犯罪ドラマの完結編となる劇場版とのこと。テレビシリーズを受けての劇場版ですが、回想シーンを交えて大まかな状況や人間関係が説明されており、単独でもわかる内容になっています。

ハリウッド製と違って、派手なアクションシーンはなく、出演者も地味。物語のトーンも暗く、北欧オランダらしい作品といえます。それが、冬のカナダにマッチしていましたな。テレビシリーズでは違うのかもしれませんが、マフィアの女ボスにしては主人公に凄みが感じられませ~ん。

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