週に一度は西部劇

DVDで『モンタナの西』(1964年/監督:バート・ケネディ)を観る。死んだ親友のダメ息子を更生させる人情西部劇です。

元保安官のレイン(バディー・イブセン)は、死んだ親友の息子リー(キア・デュリア)に会うためにモンタナへやって来ます。リーは酒場に入り浸り、牧場は荒れ放題。レインは親友から牧場の権利書を託されており、リーを叩き直すことを決意。何をやってもかなわないレインに、リーは悪ダチのジョイスウォーレン・オーツ)の入れ知恵で、逆らわないとにします。レインはリーを真面目に働かせるために、子持ちの女性アニー(ロイス・ネットルトン)と結婚させますが……

バート・ケネディの第1回監督作品です。レインがリーと出会う最初のシークェンスからバート・ケネディの持ち味が出ており、通信販売で花嫁候補をさがし、酒場のマダム(マリー・ウィンザー)とレインのやりとりなんかは最高。これがラストのオチになっていることもね。放火シーンや決闘シーンなどのアクションシーンもうまく配分されています。役者は地味ですが、皮肉なユーモアにあふれた好編で~す。

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