見逃していたので

録画していた『バンテージ・ポイント』(2008年/監督:ピート・トラヴィス)を観る。大統領暗殺をめぐるサスペンスアクションです。

テロ撲滅の国際サミットが行われるスペイン・サラマンカの広場で米大統領ウィリアム・ハート)が狙撃されます。テイラー(マシュー・フォックス)たちと護衛にあたっていたバーンズ(デニス・クエイド)は不審な動きをする市警のエンリケエドアルド・ノリエガ)を捕えますが、演台が爆発した隙にエンリケは逃亡。大混乱の中、バーンズは居合わせた観光客ルイス(フォレスト・ウィテカー)のビデオカメラやテレビ局のレックス(シガニー・ウィーバー)の中継車に残されていた映像をチェック。そこには驚愕の真実が映っており、追跡を開始……

狙撃された大統領が影武者だったり、犯人の目的が今イチわからないという設定上の難点がありますが、バーンズ・エンリケ・ルイス・大統領・そして犯人など、それぞれの視点で事件発生の23分前に戻って少しずつ新たな事実がわかって、真相に近づいていく展開は面白いです。それぞれの視点が、先が気になるところで終わり、最終的にはバーンズの追跡からの視点で決着。カーチェイスなどのアクションも迫力あり、出来の良いサスペンスアクションといえま~す。

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