少し古いが

録画していた『サウンド・オブ・サンダー』(2005年/監督:ピーター・ハイアムズ)を観る。レイ・ブラッドベリの短編を映画化したタイムトラブル物語です。

タイムトラベルが可能になった2055年。旅行代理店のタイムサファリ社の社長ハットン(ベン・キングズレー)は、安全面を考慮せず利益重視で恐竜狩りツアーを実施。案内人のトラヴィス・ライヤー(エドワード・バーンズ)は、旅行者が所持品を白亜紀に放置したり、白亜紀から何かを持ち帰らないように注意していましたが、ある夜から異変が起こりはじめます。ライヤーがタイムマシンの生みの親であるソニア博士(キャサリン・マコーマック)に相談すると、旅行者の誰かが1.3グラムの何かを持ち帰ったことが判明。その旅行者を捜し出し、ツアーで起きたトラブルの時間にタイムトラベルして未然に原因を防ごうとしますが、歴史を改変したことで発生したタイム・ウエイブが次々に発生し、人類滅亡の危機が迫ってきます。

原作がしっかりしているのでストーリーは面白いです。2005年の作品にしては、CG映像は今イチ。人類と異なる猿が進化したクリチャーの造形のチープなこと。ハイアムズは1980年代まではキレのよい演出をしていたのですが、晩年にむけてはどんどんレベルが低下していますねェ。

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