懐かしの海外ドラマ

ブックオフで『原子力潜水艦シービュー号』のDVDボックス1(5枚組)をゲット。1961年の映画『地球の危機』に登場した原子力潜水艦シービュー号の活躍をテレビシリーズにしたSFアクションです。

本国アメリカでは1964年から68年まで4シーズンにわたって放送。日本ではNET(現:テレビ朝日)系列で第1シーズンが64年~65年に放送され、第2シーズン以降は『原潜シービュー号 海底科学作戦』の題名で、東京12チャンネル(現:テレビ東京)で67年から69年にかけて放送されました。DVDボックス1ですが、第1シーズンはなく、冒頭に浦野光の「原潜シービュー号 海底科学作戦、これは科学の粋をこらして作られた原子力潜水艦シービュー号の21世紀の世界をさぐる科学作戦である」のナレーションが入るカラーとなった第2シーズンの前半13話とパイロット版を収録。早速、パイロット版が収録されているDVD5とDVD1を観る。

パイロット版は、シーズン1の第1話と同じもので、11日後に北極で大地震が発生することがわかり、大津波による文明破壊の危機を防ぐためにシービュー号が出動。大津波による世界混乱を利用しようとする国際的テロ組織がシービュー号を妨害しますが、地震発生と同時に震源地にミサイルを撃ち込み衝撃を吸収して津波を防ぎます。

「決死救助隊」は、ネルソン提督(リチャード・ベースハート)の乗った潜水球が巨大なクジラに飲み込まれ、クレイン艦長(デヴィッド・ヘディスン)がクジラの体内に入って救出。『ミクロの決死圏』のようなエピソード。

「スパイ対スパイ」は、米ソが戦争するようにネルソン提督に罠をかけた国際的テロ組織の陰謀を防ぐ物語。スパイ小道具や美人スパイがでてくる当時ブームだったスパイ物の影響が強いエピソード。

「28年目の浮上」は、太平洋戦争終結寸前に沈んだ潜水艦の乗員が海底洞窟で生存していることがわかり、救出する物語。

ネルソン提督が設計したシービュー号は、表向きはカリフォルニアにあるネルソン海洋研究所に所属する民間船舶ですが、アメリカ政府の機密計画で建造された最新兵器を装備する軍艦。海洋調査だけでなく、海軍では遂行できない秘密の使命を帯びて七つの海を航海しま~す。

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