録画していた『CAT'S EYE キャッツ・アイ』（1997年／林海象）を観る。怪盗３姉妹が活躍する北条司のマンガを実写化したアクション映画です。
泪（藤原紀香）・瞳（稲森いずみ）・愛（内田有紀）の３姉妹はキャッツ・アイを名乗る怪盗。20年前に失踪した父（寺尾聡）の行方を捜すために、手掛かりを求めて画家だった父が残した絵を盗み続けています。そんなキャッツ・アイを追う内海刑事（原田喧太）は瞳の恋人。内海は国際警察の光子（山崎直子）からキャッツ・アイの正体を教える代わりに捜査から手を引けと言われます。光子は国際的犯罪結社・紅龍団を追っており、紅龍団のミス王（ウェン・リー）と黒旗（ケイン・コスギ）がキャッツ・アイの命を狙っていることを知って、キャッツ・アイを囮にしようと考えていたのね。キャッツ・アイは父が紅龍団に捕えられていることを知って……
藤原紀香・稲森いずみ・内田有紀はピチピチしていてグッドなんですが、それだけね。お話が酷すぎます。マンガが原作といっても悪党たちは陳腐すぎるし、それでいてウエットな情感を持ち込んだりして、映画全体が破綻。日本のマンガはレベルが高いんですが、実写映画はレベルが低いで～す。
