週に一度は西部劇

録画保存していた『オレゴン魂』(1976年/監督:スチュアート・ミラー)を再見。ジョン・ウェインアカデミー賞を獲った『勇気ある追跡』の続編です。

犯罪者を逮捕せずに殺してしまうことからパーカー判事(ジョン・マッキンタイア)に保安官バッジを取り上げられたルースター・コグバーン(ジョン・ウェイン)でしたが、凶悪なホーク(リチャード・ジョーダン)一味にニトログリセリンが奪われるという事件が発生し、バッジ返還を条件にホーク一味を追うことになります。途中でホーク一味に父親を殺された牧師の娘ユーラ(キャサリン・ヘップバーン)が仇討ちのために同行することになり……

ジョン・ウェインが相手する悪党のボスが貧弱。冗談でなくブーンぐらいでないと釣りあいがとれません。

キャサリン・ヘップバーンの西部劇初出演作品であり、ウェインとの初共演作品。

粗野で飲んだくれだが頼りがいのある男と、牧師の娘でコチコチのオールドミスが共通の敵と戦うために旅をする設定は、『アフリカの女王』とあまりに似ていて公開当時の評価は今イチでしたが、ヘップバーンとウェインの掛け合い漫才的な可笑しさが私は好きです。

K・H「あんたが私より大きいのは、身体と力だけよ」

J・W「大声で、よく喋る女だ」

K・H「神様によく聞こえるようにね」

なにしろ、この二人、プライベートにおいてもタカ派リベラリストですからね。まさに本音のぶつけあいのような会話で、メチャ愉しいのです。

ラストでヘップバーンがウェインに向かっていうセリフ「陽に焼けた顔、大きなお腹、熊みたいな手、それに輝く瞳。男の誉れだわ。友人になれたことが、とても幸せよ」

これと同じようなことをヘップバーンは、自伝「Me」で語っており、ウェインを高く評価しています。本物は本物を知るということでしょう。

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プレステ4で『三國志14PK』をシナリオプレイするまえに、攻略サイトを熟読。チュートリアルだけではわからないところだ多々ありますからねェ。