昨日に続き

懐かしのテレビ時代劇『お庭番』の8話と9話を観る。

第8話「一か八か」(脚本:井出雅人・永井素夫、監督:小野田嘉幹

尾張徳川宗春の謀反の兆しを探っていた幕府の隠密が深傷を負って、左官屋の松五郎(長門裕之)と弥八(高津佳男)の家に逃げ込みます。隠密は大目付・宍戸(山本学)に送る手紙を二人にたくして死亡。飛脚屋(近藤宏柳生博)から探索資金を受け取った二人は、隠密が生きていることにして、でたらめな情報を流しては探索資金を得ます。二人からの情報を信じた宍戸は、腕利きの隠密・さつき(水野久美)を派遣。さつきは、松五郎と弥八を利用して飛脚屋が尾張家の二重スパイであることをつきとめ……

嘘がばれて、松五郎と弥八が恐怖を味わうことになるコメディーです。

第9話「裏切り」(脚本:国弘威雄、監督:山内鉄也)

尾張徳川の御土居下同心の小十郎(河原崎長一郎)は、父(島田正吾)の死に際して代々伝えられている任務を知らされます。御土居下の表向きの仕事は城門の警護ですが、名古屋城が落城するような事態となった時は、藩主の身を守り無事に逃すというのが極秘任務。そのことを知っているのは、藩内でも上層部のごく一部。鳥羽伏見の戦い幕府軍がやぶれ、尾張藩は勤皇か佐幕かで藩内が割れます。佐幕派の家老から藩主を連れて江戸に向かうように命じられた御土居下組頭(大友柳太朗)は……

最下層藩士として蔑まれてきた御土居下衆が、日頃の鍛錬を発揮する時がきたと極秘任務を開始。しかし、そのことは勤皇派家老に知られており、邪魔者として抹殺される悲劇です。斬りまくって死ぬ大友柳太朗がグッド。

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