時代劇から

BSプレミアムの『剣樹抄~光圀と俺~(全8回)』を観了。若き日の水戸光圀と異能の才がある少年・少女たちの集団“拾人衆”が活躍する痛快時代劇です。原作は冲方丁の小説。

若き水戸藩主・光圀(山本耕史)は、木刀を使う孤児の了助(黒川想矢)と出会い、優れた特技を持つ孤児たちの集団“拾人衆”の仲間になるように誘います。彼らは、その特殊能力を使い、光圀を手伝って犯罪捜査。火付け騒ぎが起こり、それが錦氷ノ介(加藤シゲアキ)一味の仕業とわかります。氷ノ介は、“明暦の大火”の大火を引きおこしており、再び江戸を火の海にすることを計画。光圀や“拾人衆”が慕う仏師・吽慶(石坂浩二)は氷ノ介の父で、自らの手で氷ノ介を捕えようとしますが、逆に氷ノ介に殺されます。光圀の身を案じた妻・泰(松本穂香)は、光圀の友人・柳生義仙(舘ひろし)に助力を依頼。氷ノ介の背後には、徳川に怨みを抱く元忍者の首領・極大師(本田博太郎)がおり……

最終回はアッケない終わり方。捕まった了助は誰に助けられたのかな。セリフでは義仙と言っていたけど、立ち回りはなし。極大師も戦わずに立ち去り、続編を予定しているのか?

山本耕史加藤シゲアキの殺陣は、スピード感はあるものの刀の重さを感じません。最近の新日本プロレスのような感じね。時代劇もプロレスも、最近は凄みを感じさせる悪役がいなくなりました。天津敏やフリッツ・フォン・エリックが懐かしいです。本田博太郎は好きな役者ですが、ボスキャラには役不足だなァ。

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