懐かしさで

録画していた『トムとジェリー』(2021年/監督:ティム・ストーリー)を観る。誰もが知っている人気アニメを、アニメと実写の融合で映画化。

ニューヨークの一流ホテルで世界が注目するセレブの結婚式が行われることになり、ケイラ(クロエ・グレース・モリッツ)は経歴をいつわって臨時スタッフに採用されます。そのホテルにイタズラ好きのネズミのジェリーがお引越し。イベント責任者のテレンス(マイケル・ペーニャ)はケイラにネズミ退治を指示。ケイラはジェリーに何度も痛い目にあわされているネコのトムを雇います。エスカレートする2匹の追いかけで部屋はメチャクチャ。花嫁のプリータ(パラヴィ・シャーダ)と親しくなったケイラは、プリータからなくした結婚指輪探しを頼まれます。その指輪をジェリーが持っていたことから、ケイラはジェリーにホテルに住むことを許可。2匹に仲良くすることを約束させます。ケイラがホテルの支配人に信頼されていることが気に入らないテレンスは、トムとジェリーを仲たがいさせ……

トムとジェリー”誕生80周年を記念して作られた作品。ジェリーは1945年の『錨を上げて』でジーン・ケリーと実写共演しているので、実写との融合はグッド・アイデアでしたね。それと立体アニメにせず、大人にも馴染みのある、そのまんまのトムとジェリーというのも良かったです。

お話の方はマンガ的趣向を狙いすぎたせいか、人間ドラマの方が浮いていました。それでも、トムとジェリーのドタバタぶりが愉しく、満足、満足で~す。

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