週に一度は西部劇

録画していた『ジャック・サマースビー』(1993年/ジョン・アミエル)を観る。南北戦争終結直後のテネシー州を舞台にした時代的には西部劇ですがミステリアス・ラブドラマです。

南北戦争が終わり、南軍兵士だったジャック・サマースビーリチャード・ギア)は6年ぶりに故郷へ帰ってきます。戦死したと思っていた妻のローレル(ジョディ・フォスター)は突然の帰還にビックリ。しかも、ジャックは以前と異なり優しい人物になっています。ローレルとの結婚を考えていたオーリン(ビル・プルマン)はガッカリ。ジャックがいわくありげな流れ者と話しているのを目撃したオーリンはジャックの正体を疑います。やがて、ジャックは殺人犯として逮捕され、法廷ではその正体が焦点となり……

大農園主だったジャックは、乱暴者だった昔とは別人のように、戦争で荒廃した土地を小作人たちと契約を結び、タバコ栽培で再開発に取組みます。黒人を参加させたためにKKKが騒動を起こしたりしますが、復興は順調にすすみ、人々の尊敬を集めるんですな。ローレルは本物の夫でないと知っているんですが、夫にはなかった優しさに、偽のジャックとの愛も深まっていきます。そして、クライマックスの法廷シーン。設定には無理があるんですが、人間ドラマとして上出来なので結構ひきこまれました。ジョディ・フォスターがグッドで~す。

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