たまには読書

ブックオフでゲットした『さいとうたかをの本』(小学館:2018年9月17日初版発行)を読了。さいとうたかをの漫画(劇画)の魅力について分析しています。

総論:「さいとうたかをとは何か」(池上遼一)、各論:「台風五郎」(高橋克彦)・「007」(みなもと太郎)・「無用ノ介」(夏目房之介)・「影狩り」(井沢元彦)・「ゴルゴ13」(佐藤優)・「娼婦ナオミ夜話」(小林亜星)・「サバイバル」(中野晴行)・「いてまえ武尊」(やまさき十三)・「鬼平犯科帳」(縄田一男)・「仕掛人 藤枝梅安」(本郷和人)+さいとうたかをへのインタビューという構成。

「娼婦ナオミ夜話」「サバイバル」「いてまえ武尊」は私の知らない作品。気が向いたら、探して読むことにしましょう。

この本で何より嬉しかったのは、私がさいとうたかをを知った「台風五郎」の第1作目が復刻掲載されていたことです。「台風五郎」は全部で24作あるのですが、私が読んでいたのはずっと後の方。第1作は私が読んでいた劇画タッチでなく、全体に丸みをおびた漫画タッチ。さいとうたかをといえども、デビュー当時は手塚治虫の影響を受けていたようで~す。

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