週に一度は西部劇

邪道なのですが、一応西部劇ということで『宇宙戦争ZERO』(2009年/監督:K・T・ドナルドソン)を観る。

1892年のコロラド州、アヴァランスの町では列車強盗サム(ジェームズ・マースターズ)の刑が執行されようとしていた時、宇宙生物が出現。4足で歩行し、先が鋭利な長い尻尾で見物していた町民を刺し殺します。硬い殻に覆われた体に拳銃やライフルは通用しません。生き残ったのは、サム、サムの元恋人で女医のアビゲイル(シンディ・サンプソン)、早撃ちの女賞金稼ぎ、留置所にいた無法者、ウランの研究をしている科学者、雑貨屋のオヤジ、宇宙生物を最初に目撃したオバサン、それに保安官。彼らは保安官事務所に立て籠もり、宇宙生物の行動を観察。宇宙生物たちは、地面に深い穴を掘り、何かを探している様子。そこで、サムたちは一気に殲滅させるために宇宙生物が潜った穴にダイナマイトを設置。途中で、保安官と雑貨屋が犠牲になりますが、サムは口を開けて襲ってくる宇宙生物の口に銃弾をブチ込んで殺すことに成功。科学者がダイナマイトを爆破させ、宇宙生物を粉砕します。

生きのびたことを喜ぶ彼らの上に巨大なUFOが出現。驚愕する彼らの前で、UFOから次々と宇宙生物が放出されます。宇宙生物の目的は、町の地下深くにあるウランの鉱脈。宇宙生物はウランを食料としており、体内に入ると発火しやすい状態になることを科学者が指摘。そこで、科学者が採集していたウランを使って……

名も知らぬテレビ俳優による、安っぽいCG特撮のC級SF西部劇。中古DVDなのでいつごろ発売されたのかわかりませんが、C級作品らしく『ガンマン&エイリアン』なんて便乗邦題だったら、わかりやすかったんですけどね。『宇宙戦争ZERO』なんて意味不明。原題は『High Plains Invaders』で、こっちの方がわかりやすいですね。考証はいい加減なところがあるものの、意外としっかりした内容で、C級作品特有のバカバカしい笑いどころも、ツッコミどころもありませ~ん。

f:id:nostalji:20220305011724j:plain