第２シーズンが始まるので、録画したままだった『イエローストーン』シーズン１（全９回）を一挙観する。現代のアメリカ西部を舞台にしたケヴィン・コスナー主演の現代西部劇ともいえる人間ドラマ。
ジョン・ダットン（ケヴィン・コスナー）は、イエローストーン公園に隣接するモンタナ州の大牧場主。妻を落馬事故でなくしていますが、３人の息子と娘がひとりいます。
投資銀行の辣腕社員として働く娘のベス（ケリー・ライリー）から、ダン・ジェンキンス（ダニー・ヒューストン）の開発会社がジョンの土地の隣りに分譲住宅を造ろうとしているのを聞いたジョンは、牧童頭のリップ（コール・ハウザー）に命じて電力源となる水を川から引けないように山を爆破。
ジョンの長男リーは、先住民居留地に入った牛を取り戻そうとして先住民のロバートに狙撃されて死にます。その場に居合わせた三男のケイシー（ルーク・グライムス）がロバートを射殺。ケイシーは先住民居留地に住んでいて、妻のモニカ（ケルシー・アスビル）はロバートの妹。
ペリー知事（ウェンディ・モニツ）とマイク司法長官（ティモシー・カーハート）から、事件を大きくしないように言われたジョンの次男で弁護士のジェイミー（ウェス・ベントリー）はジョンに相談。
先祖代々の土地を守ろうとする主人公と、その家族が抱えるトラウマと葛藤が、西部開拓時代を思わせるようなワイルドな世界で繰り広げられるドラマです。
いろいろな出来事が積み重なり、最終話ではジェイミーは反対するジョンと決別して司法長官選挙に臨み、モニカから別れを告げられたケイシーは牧場に戻り、敵対するジェンキンスを制裁。ベスはジェイミーに代わってジョンの法律顧問になりますが……
現在シーズン４まで製作されており、シーズン１は多彩な登場人物を紹介する序章のような感じになっています。完全な人間はひとりもおらず、ダットン家とそれをめぐる人々に何が起こるか予想がつかず、今後の展開が楽しみで～す。
