チェコ映画だったので

通常目にすることのないチェコ映画ということで録画していた『プリンセス:無限ループ』(2020年/監督:ペトル・キュービック)を観る。ループする時間を利用して魔女を退治しようとする王女を描いたファンタジー・アクションです。

生まれてすぐに魔女(シモーナ・ズムルズア)に呪いをかけられたアスパーニア王国の王女エレノア(ナタリア・ジェルマーニ)は、20歳の誕生日に愛する人とキスをすれば呪いが解けるという言い伝えで幼馴染のヤン王子(マレク・ラムボラ)と結婚。王国を滅ぼす黒い嵐が接近し、王子とキスをしますが、嵐はなくなりません。翌日、目が覚めると誕生日の日に戻っています。魔術師が、王国と王女を救うためにタイムループの魔術を施していたんですな。魔女を殺すために、同じ1日を何度も繰り返しながら、ヤン王子や親友の魔術師見習いのアメリア(エリスカ・クレンコヴァ)と魔女に近づいていきますが……

イムループを繰り返しながら、ひとつひとつ難題をクリアーしていくという異色ファンタジー。ハリウッド映画のような巨大モンスターは出てこず、SFXもテレビ映画レベルですが、冒険を通して王子と真実の愛を確認するという物語展開は爽やか。良質のラブファンタジーといえま~す。

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