監督興味で

録画していた『ゴースト・ドッグ』(1999年/監督:ジム・ジャームッシュ)を観る。殺し屋が恩人のマフィアの幹部の依頼を受けたことでマフィアとの戦いに巻き込まれる異色アクションです。

殺し屋ゴースト・ドッグフォレスト・ウィテカー)は、かつて命を救ってくれた恩人であるマフィアの幹部ルーイ(ジョン・トーメイ)から依頼を受け、ファミリーのボス(ヘンリー・シルヴァ)の愛娘ルイーズ(トリシア・ヴェッセイ)に手を出した部下の暗殺をします。殺人現場にルイーズがいたことからボスはゴースト・ドッグを殺すように部下たち全員に命令。ゴースト・ドッグは反撃に出て……

ジム・ジャームッシュ独特の味わいある作品です。主人公の愛読書が「葉隠」で、日本古来の武士合精神に従って生きる孤独な殺し屋というのがユニーク。随所にシニカルなユーモアを散りばめ、主人公の死生観を描いています。好みが分かれる作品ですが、私は好きで~す。