韓国時代劇なので

録画していた『背徳の王宮』(2015年/監督:ミン・ギュドン)を観る。朝鮮王朝時代の暴君・燕山君をめぐる官能歴史劇です。

異常な色欲を持つ燕山君(キム・ガンウ)は、イム・サホン(チョン・ホジン)の息子イム・スンジェ(チェ・ジフン)に命じて国中の美女を王宮に集めるように命じます。スンジェは王の信頼を利用して実権を握ろうと考え、1万人もの美女を強引に召集。女たちは生きるために“王の女”の座を目指して官能の秘技を訓練。中でも謎の色香を秘めた娘ダニ(イム・ジヨン)に心惹かれたスンジェは、彼女に王の寵愛を独占させようとして特別の教育を施します。一方、王の寵妃チャン・ノクス(チャ・ジヨン)は、野心に満ちた芸妓チョンメ(イ・ユヨン)を使い、スンジェの野望を牽制。愛憎の権力闘争が展開していきます。

原題は『姦臣』で、言い得て妙ですな。スイカを太股で割ったりとか秘技訓練が笑えます。光海君と違って、燕山君は廃位されても当然。だけど、好き勝手できる王の特権を最大限使った王様といえるかもしれませ~ん。