変な映画期待で

録画していた『ヤクザプリンセス』(2021年/監督:ヴィセンテ・アモリン)を観る。ブラジル在住の日系女性が日本刀を手に敵と戦うアクション映画です。

サンパウロの日本人街で暮らすアケミ(MASAMI)は、剣道の達人。アケミの前に記憶をなくした男(ジョナサン・リス・マイヤーズ)が名刀“村正”を持って現れます。“村正”は強盗に殺されたというアケミの祖父が所持していたもので、祖父にはアケミも知らない謎が多く、記憶をなくした男と一緒に調査。アケミ自身の出自にも謎があることが分かります。そんな中、彼らを追って大阪からヤクザのタケシ(伊原剛志)が現れ、さらにヤクザの幹部コジロー(尾崎英二郎)が手下を率いて出現。アケミは20年前にタケシとコジローが属する組織に一家を殺された親分の娘。コジローがアケミの家族を殺し、タケシが赤ん坊だったアケミをブラジルに逃がした因縁があり、記憶をなくした男が組織に雇われて祖父を殺した凄腕の殺し屋とわかりますが……

武士道とヤクザがゴッチャ混ぜなのは海外では一般的なんでしょうなァ。ブラジルのグラフィックノベルが原作とのことで、チャンバラは劇画的演出。主演のMASAMIは映画初出演のミュージシャン。演技はさておき、今イチ魅力が感じられませ~ん。