週に一度は西部劇

友人に送ってもらったまま放ったらかしていた西部劇『デスパレート・ライダーズ』(2022年/監督:マイケル・ファイファー)を観る。無法者に連れ去られた少年の母親救出に乗り出すガンマンの物語です。直近の西部劇ということで観賞したのですが、内容はウ~ン。

カード勝負の諍いから決闘を挑まれた17歳のビリー(サム・アシュビー)は、カンザス・レッド(ドリュー・ウォーターズ)に助けられ、脱獄した無法者のソーン(トレース・アドキンス)から父のサムを守ってくれるようにレッドに依頼。家に着いてみると父は殺され、母のキャロル(ビクトリア・プラット)はソーンに連れ去られています。レッドとビリーは救出に出発。旅の途中で、ソーン一味から逃げ出した、キャロルと一緒に捕まっていたレスリー(ヴァネッサ・エヴィガン)に出会います。レスリーも加わってソーン一味を追いますが……

追跡する過程で登場人物の因縁話が明かされていくのですが、ダラダラした展開で緊迫感なし。ヘッピリ腰のチャンバラを見ているような銃撃戦。撃たれて傷を負ってばかりいる主人公。主人公の治療をする医者役のトム・ベレンジャーだけがこの作品の救いです。ドリュー・ウォーターズはカントリーウエスタンの歌手らしいのですが、最近のカントリーウエスタン歌手については全く知りませ~ん。