本日も

懐かしの海外ドラマ『スタートレック』のDVDボックス(シーズン1)4枚目を観る。収録されているのは、「謎の球体」「タロス星の幻怪人(前・後編)」の2エピソード。

「謎の球体」は、謎の宇宙船との対決。未踏の宇宙空間にやってきたエンタープライズは、キューブ状の物体に行く手を遮られます。迂回して進もうとしたらエンタープライズに向かって進んできたのでフェイザー砲でやむなく破壊。すると球体状の宇宙船が現れ、領域を侵犯したという理由でエンタープライズを捕捉。相手の科学力の前に、エンタープライズは脱出できなくなりますが……

エンタープライズのモニターに映し出されたエイリアンの画像は不気味な姿でしたが、実は地球人が危険な生命体でないか試していたんですな。ポーカーでいうところのブラフをカーク船長(ウィリアム・シャトナー)と相手船長とがかけあい、二人はお互いを理解します。

「タロス星の幻怪人」は、事故で四肢を失い、顔は焼けただれて、話すこともできなくなったパイク(ジェフリー・ハンター)を見舞いにエンタープライズは第11宇宙基地を訪れます。パイクはカークの前任者・元エンタープライズ船長で、スポック(レナード・ニモイ)にとっては最初の上官。スポックはパイクを誘拐し、エンタープライズをハイジャックして立ち入り禁止のタロス星へ向かいます。カークとメンデス司令官はエンタープライズを追い、船内に乗り込むことに成功。船内でスポックに対する軍法会議が開かれ、カークに理由を聞かれたスポックはモニターに13年前にパイクと訪れた時の映像を映します。ここまでが前編で、後編は13年前のエンタープライズの冒険譚。

13年前、パイク船長率いるエンタープライズは墜落した宇宙船の遭難者を捜しにタロス星を訪れます。タロス星人は人間に幻覚を見せる能力を持っており、生存者はヴィーナ(スーザン・オリバー)という美しい女性だけ。パイクはタロス星人に囚われ、ヴィーナと一緒にタロス星で暮らすように強請されます。パイクは脱出に成功しますが、ヴィーナは一緒に地球に帰ることを拒否。パイクが見ていたのは幻影で、真のヴィーナは事故の影響で醜い姿だったからです。でもって最後は現在に戻り、何もできない世界で生きるより、ヴィーナと幸せに暮らせる幻影の世界に生きることをパイクは決め、タロス星人に迎えられてエンド。

未放送のパイロット版のエピソードを編集して今回のエピソードにしています。スポック以外の登場人物は皆違っていたんですね。