本日も

懐かしの海外ドラマ『スタートレック』のDVDボックス(シーズン1)8枚目を観る。収録されているのは、「宇宙の帝王」「コンピューター戦争」「死の楽園」の3エピソード。

「宇宙の帝王」は、映画『スタートレックⅡ カーンの逆襲』(1982年/監督:ニコラス・メイヤー)の前日譚。エンタープライズは宇宙を漂っている400年前の地球の宇宙船を発見。乗組員は冷凍冬眠で眠っており、リーダーと思われる男が自動的に蘇生。その男の名はカーン(リカルド・モンタルバン)、遺伝子操作から生まれた優性人間で、通常の人間の5倍の能力を持っています。カーンはカーク(ウィリアム・シャトナー)たちを油断させてエンタープライズを乗っ取ろうと考え……

このエピソードでカーンが流刑星に追放された理由がわかります。画像は、『カーンの逆襲』のカーン。

「コンピューター戦争」は、コンピュータによって戦争をしている惑星間の戦争を停める物語。外交関係を確立するために惑星エミニアにきたエンタープライズは、エミニアの指導者から現在近隣の惑星と戦争状態であることを告げられます。町はどこも破壊されておらず、コンピュータ・シュミレーションにより犠牲となるはずの住民は死亡ポットに入って死亡します。エンタープライズも破壊されたので乗組員は全員死亡ポットに入るように強制されますが、カークたちは死亡ポットを破壊。戦争ゲームが本当の戦争に進展しそうになりますが……

戦争ゲームでなく、滅亡が現実のものにならないと、真剣に和平のことを考えないという教訓にしていますが、果たして現実は……?

「死の楽園」は、有害光線で死んだと思われていた入植者が生きていた謎の物語。エンタープライズは有害光線が照射している惑星にやってきます。死んでいるはずの入植者は生きてピンピンしており、幸福そのものの様子。乗組員は謎の植物の胞子を吸い込み、入植者と同じ状態になります。その植物は有害光線を栄養素にしていたので、入植者は死ななかったのですが、幸福の感情しか持っておらず……

胞子の影響で病気はせず、欲望や怒りといった感情は持たず、自分たちが生きていくのに必要なものだけで幸福な生活をおくれるなんて楽園ですよ。カークはそんなのは人間じゃないと言って否定しますが、ウ~ン?