昨日に続き

東映チャンネルで放送された『警視庁物語・魔の最終列車』(1956年・東映/監督:小沢茂弘)を観る。郵便車強盗の一味を追う刑事たちの捜査を描いたシリーズ3作目。

東海道線の最終列車の郵便車両が襲われ、拳銃で二人が殺害され、一人が重傷を負って現金袋が奪われたことが品川駅で発見されます。生存者の証言から川崎を過ぎたところで襲われ、犯人は列車から飛び降りたことが判明。沿線を捜査していた刑事たちは、拳銃の薬莢、犯人が逃走に使ったと思われる車の轍、そして犯人につながると思われる一通の封書を発見します。刑事たち丹念な聞き込み捜査から、キャバレー従業員の木村が犯人一味として浮上。木村は行方不明になっており、宮川刑事(南原宏治)がキャバレーのママ・蘭子(浦里はるみ)に張りつきます。キャバレーの隣りにある森田商事の車が、現場に残された轍と同じ高級外車だったことから、長田刑事(堀雄二)が社長の森田(山形勲)をマーク。中央線沿線の林の中から木村の死体が発見されます。郵便強盗で使われた拳銃を手にしていたことから自殺と考えられましたが、死体から出てきた銃弾は別物で、3年前に京都の銀行強盗で使われたものとわかり……

山形勲浦里はるみという名の知れていた役者が犯人一味のボスと情婦で出演。ラストは警官隊との銃撃戦というのは、娯楽作品にはアクションが必要と考えていたんでしょうねェ。