東映チャンネルで放送された『警視庁物語・白昼魔』（1957年・東映／監督：関川秀雄）を観る。自動車窃盗団の殺人を追う刑事たちの捜査を描いたシリーズ５作目。
赤坂のナイトクラブの前で高級車が盗まれ、持ち主の外国人が射殺されます。高級車が盗まれる事件が頻発しており、捜査本部は大がかりな窃盗団の存在を確信。大阪で盗難車が発見され、窃盗団の運び屋（潮健児）が逮捕されます。運び屋の自供により、窃盗団の盗難車偽装工場を警官隊が急襲し、一味を全員逮捕。殺人犯である一味のボス（木村功）は愛人（月丘千秋）と逃走しますが、長田（堀雄二）と宮川（南原宏治）の両刑事が追跡……
犯人役が木村功なので、最初から顔を見せ、余命いくばくもない労咳持ちというキャラ設定で、捜査本部の活動だけでなく、犯人の行動も並行して描いています。捜査本部は前作『追跡七十三時間』と同じメンバー。上記二人の他、捜査一課長（永田靖）、捜査主任（神田隆）、刑事の金子（山本麟一）に林（須藤健）ね。
下着ファッション・ショーのモデル役（セリフなし）でデビューしたばかりの大川恵子が出演。その他大勢の中でもひときわ目立つ美しさでした。
