昨日に続き

東映チャンネルで放送された『警視庁物語・魔の伝言板』(1958年・東映/監督:村山新治)を観る。連続タクシー強盗事件を追う刑事たちの捜査を描いたシリーズ9作目。

運転手が殺されるというタクシー強盗事件が連続しておこり、警戒中だったパトカーと衝突をさけようとして立木にぶつかったタクシーのトランクから死体が発見され、3人の男が逃走。パトカーの警官がその一人・北野を逮捕。北野は二人の男と職安で知りあい、運転ができるので雇われただけと証言。非常手配で血のついたジャンパーを着ていた男が捕まり、北野の証言で犯人の一人・小川(織本順吉)とわかります。北野によって作られたモンタージュ写真により、3人目の男は小川と一緒の刑務所にいた大沼(三井弘次)と判明。捜査本部は大沼を捜索する一方、北野が関わっていない4件の運転手を割り出すために……

捜査本部のメンバーは前回の『七人の追跡者』と全く同じ。犯人一味は、仲間が捕まった時に居場所がわからないように、上野駅伝言板を使って連絡をとりあっているんですな。最初の3件の運転手は命をとりとめた運転手によって作られたモンタージュ写真によって窃盗で捕まった男(田中春男)とわかり、4件目の運転手は襲ったタクシーで客を乗せたことで足がついた定期便の運転手とわかりま~す。