ギャンブル映画を期待して

録画していた『嘘喰い』(2022年/監督:中田秀夫)を観る。巨大賭博組織に挑戦するギャンブラーの物語。

国家をもしのぐ支配力を持つ闇ギャンブル組織“賭郎”の頂点を決める勝負でお屋形さま敗れた班目(横浜流星)は“賭郎”の会員権を剥奪されます。それから3年後、借金で苦しんでいる青年・梶(佐野勇斗)を仲間にし、会員券を手に入れるために蘭子(白石麻衣)の闇カジノで相手のイカサマを逆用して大儲け。その頃、新たな会員の佐田国(三浦翔平)が、組織の賭場を荒らしており、蘭子のカジノも被害を受けます。“賭郎”の夜行(村上弘明)立ち会いのもとに、デスゲームで九重に勝った班目は会員権を手に入れ、佐田国に挑戦しますが……

会員権を剥奪される勝負が、あまりにもチンケでガクッときました。その後の命を賭けたデスゲームが逆にバカみたい。原作は人気マンガとのことですが、マンガ的展開に納得。イカサマを見破る“嘘喰い”と呼ばれる天才ギャンブラーという設定ですが、相手のイカサマが単純すぎま~す。