懐かしのテレビ西部劇

録画していた『ドクター・クイン大西部の女医物語』のシーズン1を観了。

『ドクター・クイン』は、西部開拓時代を舞台に、女医として活躍するミケーラ・クインを主人公にしたヒューマン西部劇です。6シーズン(全140回)に亘って放送された人気ドラマ。日本では、NHKが1993年~2000年にかけて、中断や再放送をはさみながら放送。その後、CATVでも何度も放送されており、折に触れて観賞していましたが、本格的に再見。

主人公のクイン(ジェーン・シーモア)はボストン育ちの医者の娘。父は息子の誕生を望んでマイケルの名前を用意していましたが、産まれたのが娘だったのでマイケルにaを加えてミケーラという名前にしました。それで、ニックネームがマイク。1860年、米国初の女子医大ペンシルバニア女子医専で医学博士号を得た後、父のもとで7年間医師修行。父が死んだ1867年、独立した女医になろうと、新聞の求人広告で知ったボストンから2千5百キロ離れたコロラド・スプリングスの町にやって来ます。

マイクというニックネームのせいで男性と誤解され、女医に偏見を持つ町の人々には歓迎されず、下宿屋の未亡人シャーロット(ダイアン・ラッド)と風変りなサリー(ジョー・ランドー)だけがマイクの味方。サリーはシャイアン族に育てられたタフで行動力があり、人情にも厚く頼りになる男。

シャーロットが毒蛇に噛まれて死に、マイクはシャーロットから彼女の3人の子ども、マシュー(チャド・アレン)・コリーン(エリカ・フローレス)・ブライアン(ショーン・トゥーベイ)を託されます。サリーから彼がかつて住んでいた小屋を借りて3兄弟と共同生活を始めるとともに、シャーロットの下宿屋を診療所にして開業。治療を通じて住民から信頼されていきます。

シーズン最終話は、サリーのガイドでコロラド・スプリングスへやって来た写真家ワトキンス(ケニー・ロジャース)の物語。目の具合が悪くてマイクに診てもらうのですが、糖尿病が進んでいて、寿命が残り少ないことを知ります。入院生活を送るより想い出に残る写真を撮り続けることを決意。町の人々の集合写真を提案しますが、ローレンたち町を作った人々は、移住者や黒人、酒場女やインディアンと一緒に写ることに反対。別々に撮ろうと対立し移住者と乱闘。しかし、乱闘で壊れたカメラを黒人のロバート・Eが修理し、酒場女マイラと愛しあっているホレスやスウェーデンから移住してきた娘イングリットと仲良くしているマシューを見て、最後は仲直りし、学校の前で皆が写真に収まります。シーズン最終話にふさわしいエピソードでした。

他に観るものがたくさんあって、シーズン2はボチボチ観賞予定。