続いて

録画したままだった『キャスト・アウェイ』(2000年/監督:ロバート・ゼメキス)を観る。飛行機が墜落して孤島で4年間暮らした男のサバイバル映画です。

宅配会社のシステムエンジニアであるチャック(トム・ハンクス)は、長年つきあっているケリー(ヘレン・ハント)との結婚を決意した時、マレーシアでのトラブル解決に呼び出されます。彼の乗った貨物機は太平洋上で嵐にあって墜落。孤島に漂着したチャックは、過酷なサバイバル生活を開始。墜落機の積荷が何箱も海岸に漂着し、開封して使えそうなものを選り分けますが、天使の羽が描かれた箱だけは開けずにおきます。

4年後、仮設トイレの板が流れ着き、それを帆にして島から脱出。漂流しているところを貨物船に救われます。国に帰ってみると、ケリーは結婚して娘までおり、チャックはケリーに別れをつげ、天使の羽の箱を送り主へ届けようと……

144分の長い映画ですが、ムダのない展開で長さを感じさせません。孤島での場面は、トム・ハンクスの一人芝居となるのですが、演技力で見せてくれます。アカデミー主演男優賞にノミネートされたのが納得です。何かを感じさせる余韻のあるラストもグッドで~す。