昨日に続き

録画していた『悪名桜』(1966年・大映/監督:田中徳三)を観る。更生させようとした不良少年が殺され、朝吉と清次が二つのヤクザ組織相手に大暴れするシリーズ12作目。

堅気になろうと焼鳥屋を始めた朝吉(勝新太郎)と清次(田宮二郎)は、新興ヤクザのABCクラブに襲われた新聞記者を助けて有名になります。そんな朝吉のところへ、朝吉の父親が死んだことを知らせに幼馴染の菊枝(市原悦子)が出現。菊枝は遺言で朝吉の女房になりにきたと言って居座ります。朝吉を刺して有名になろうとして逆に朝吉に捕まった不良少年の猛(酒井修)を更生させるために、朝吉は焼鳥屋を手伝わせますが、猛の親(多々良純沢村貞子)が大鯛組の後藤(須賀不二男)に猛を連れ戻してくれるように依頼。大鯛組が大挙して朝吉の焼鳥屋に殴り込み。店が壊されたドサクサに猛は逃げ出し、ABCクラブの乾(藤岡琢也)から盃をもらいます。乾は大鯛組の縄張り内に娯楽センターを作ろうとしており、猛をヒットマンにして後藤を射殺。朝吉の家に逃げてきた猛を自首させますが、警察に行く途中でABCクラブに殺され……

第10作からコミカルな味が消え、面白みが薄れてきました。痛快な殴りあいアクションも続けて見ると飽きてきま~す。