懐かしのテレビ時代劇

ブックオフで『素浪人花山大吉』のシーズン1のDVDボックス(6枚組)をゲット。『素浪人花山大吉』は、近衛十四郎と品川隆二のコンビによる人気時代劇『素浪人月影兵庫』の後を受けて、NET=テレビ朝日系列で1969年1月4日~70年12月26日に放送されました。さっそく、DVD1枚目の1話~5話を観る。

記念すべき第1話「世のなか上には上がいた」は、月影兵庫と分かれた焼津の半次(品川隆二)が、兵庫そっくりの花山大吉(近衛十四郎)と会うところから始まります。半次は兵庫と思って話しかけるのですが、話が通じません。兵庫が苦手とした猫を見せても動ぜず、別人とわかります。茶店で一緒になった娘に頼まれて、大吉と半次は女親分(花園ひろみ)に助太刀して悪ヤクザ退治。

第2話「やっぱりふざけた仲だった」は、目明しの父娘(田中春男と葉山葉子)に贋金使いと間違われた大吉と半次が、父娘を助けて贋金使い退治。

第3話「男が男に惚れていた」は、隠し目付に間違われて殺し屋に襲われた大吉が、抜け荷を探っていた隠し目付(大塚国夫)と抜け荷屋に潜入していた娘(長内美那子)を助けて抜け荷屋一味を退治。

第4話「一人残らず抜けていた」は、騙して売り飛ばそうとする女衒一味から逃げ出した娘(柴田美保子)を助けて女衒一味を退治。女たちから亭主にふるまう料理の相談を受けた大吉が鯛料理の指南をするのですが、亭主というのが由利徹佐山俊二・谷村昌彦の3人で、ストーリー置き去りのコメディーが展開。

第5話「あわれ十五の春だった」は、少年に殺人の罪をきせようとした押し込み強盗一味を退治。珍しく、シャックリが出ませんでした。

大吉は客の入らない店や困りごとなどを引き受ける相談屋を生業とし、さまざまなことに蘊蓄を語る通人。剣は強いですが、緊張するとシャックリが止まらなくなり、止めるには酒が必要。そして、無類のオカラ好き。酒の肴にオカラがないと怒り出します。タイトルバックは近衛のチャンバラですが、相変わらず見事なもので~す。

昨夜は自治会の会合があったので、WBCの日本VSオーストラリアを観たのは4回裏から。実力通りの勝利。準々決勝の相手はイタリア。負けるとは思えないが、投手を次々変えてきたら簡単には打ち崩せないので油断は禁物。