懐かしのコメディー映画

録画したままだった『底抜け大学教授』(1963年/監督:ジェリー・ルイス)を観る。ジェリー・ルイスが監督・脚本・主演した『ジキル博士とハイド氏』をパロディにした喜劇映画です。

学生たちからも馬鹿にされているショボクレ大学教授ケンプ(ジェリー・ルイス)は、女子学生のステラ(ステラ・スティーブンス)が好きで、逞しい男になるためにジムに通いますが効果は出ず、自分の専門分野である化学知識を活かして逞しくなる薬を発明。薬の力で、全ての面において万能な男に変身し、バディ・ラブと名乗って学生たちのヒーローになります。薬の効能がきれると、たちまち元の弱虫ケンプに逆戻り。昼はケンプ、夜はバディ・ラブの二重生活を続けます。ステラはバディ・ラブより、弱虫ケンプの方が好きで……

双葉十三郎氏や小林信彦氏の評価が低くて、私も少し頭の弱い男が繰り広げるオバカギャグが好きでなくて、ジェリー・ルイスの喜劇は殆ど観ていないのですが、この作品は意外と評価が良く、録画しておいたもの。ジム通いのギャグは面白いと思ったのですが、ハンサムなプレイボーイになってからのギャグはしつこい繰り返しで、可笑しかったのは最初だけ。相手役のステラ・スティーブンスが美麗で可愛かったので、それだけで満足、満足で~す。