懐かしの続編

録画していた『ナバロンの嵐』(1978年/監督:ガイ・ハミルトン)を観る。1960年の傑作戦争アクション『ナバロンの要塞』の続編。

ナバロン要塞の爆破に成功したマロリー大佐(ロバート・ショー)とミラー伍長(エドワード・フォックス)に新たな命令がくだされます。それは、ユーゴスラビアナチスと戦っているパルチザンのために、バーンズビー中佐(ハリソン・フォード)の部隊とともにネレトバ橋を爆破し、あわせてパルチザンに潜入しているナチスのスパイを捜して抹殺せよ、というもの。輸送機が敵機に襲撃され、パラシュートで脱出。部隊は壊滅し、マロリー、ミラー、バーンズビー、ウィーバー(カール・ウェザース)がナチスに協力している王党派のドラザック(リチャード・キール)に捕まります。しかし、一味を装っていたパルチザンの娘(バーバラ・バック)に救われ、脱出に成功。目標の橋は堅牢にできており、爆破は無理で、上流にあるダムを決壊させて水の勢いで破壊することにします。爆薬を奪うためにパルチザンのレスコバー(フランコ・ネロ)とナチスの弾薬集積所に潜入。爆薬を奪うものの発見されて貨車で逃げる途中、正体をあらわしたナチスのスパイだった裏切者のレスコバーを仕末。ミラーとウィーバーが照明弾などで敵を牽制している隙に、マロリーとミラーがダムの基底部に潜入して爆薬を仕掛けますが……

豪華キャストで起伏にとんだ物語なんですが、ガイ・ハミルトンの演出は平凡でハラハラ感があまりありません。ロバート・ショーとエドワード・フォックスに、前作のグレゴリー・ペックとデヴィッド・ニーブンのような味わいがなかったのが致命的で~す。