TVシリーズを観たので

録画していた『ザ・シューター/極大射程』(2007年/監督:アントワーン・フークワ)を観る。大統領暗殺犯にされた元海兵隊の凄腕狙撃手が事件の真相を暴くアクション映画。

山奥で隠遁生活をしている元海兵隊の凄腕狙撃手ボブ・リー・スワガー(マーク・ウォルバーグ)のところへ政府要人のジョンソン大佐(ダニー・グローヴァー)が訪ねてきます。大統領が長距離狙撃で狙われており、その狙撃地点を予測して欲しいという依頼。大統領演説の当日、捜査官は動かず狙撃は実行され、大統領の隣にいたエチオピア大司教が死亡します。スワガーは背後から警官に撃たれますが、FBI捜査官メンフィス(マイケル・ペーニヤ)の車を奪って逃走。海兵隊での相棒で、戦死したダニーの恋人だったサラ(ケイト・マーラ)がスワガーに協力。メンフィスはスワガーを撃った警官が殺されたことや狙撃場所に疑問を持ち、独自に捜査を開始。暗殺が大統領でなく、大司教を狙ったものと気づきます。ジョンソン大佐たちに目をつけられ、自殺に見せかけて殺されるところを、連絡をとっていたスワガーが救出。黒幕が上院議員のミーチャム(ネッド・ビーティ)で、狙撃犯が死んだと思われていたセルビアック(ラデ・シェルベッジア)とわかります。ミーチャムが進めていたアフリカでの油田開発において、邪魔になる村人を虐殺しており、そのことを大司教は告発しようとしていたんですな。司法長官が主催した席上でスワガーは自らの無実を証明し、ミーチャムやジョンソンを告発しますが……

緊迫感は今イチですが、テンポよく展開し、狙撃シーンも見応えのあるものになっています。登場人物のキャラも、わかりやすいです。人間ドラマとしての深みはありませんけど、気楽に楽しめる娯楽アクションとして満足できま~す。