たまにはミステリー

録画していた『ミステリと言う勿れ』(2023年/監督:松山博昭)を観る。TVドラマの映画化で、遺産相続争いを巡る隠された秘密を解き明かすミステリー。原作は田村由美のマンガ。

広島を訪れていた久能整(菅田将暉)は、犬堂我路(永山瑛太)に紹介されたという狩集汐路(原菜乃華)から遺産相続の会合に立ち会って欲しいと依頼されます。名家・狩集家の頭首(石橋蓮司)が亡くなり、孫の四人、汐路、理紀之助(町田啓太)、新音(萩原利久)、ゆら(柴咲コウ)が相続人。遺言は、四つの蔵の謎を解いた一人に全てを相続させるというもの。昔から相続の際に死人が出ると云われており、孫たち四人の親も死んでいます。汐路は父(滝藤賢一)の事故死を疑っており、狩集家の顧問弁護士・車坂(段田安則)の孫・朝晴(松下洸平)が汐路に協力。整は事件の鍵となる9年前の演劇チケットを見つけ……

動機はマンガ的ですが、謎解きは良質のミステリーになっており満足できます。鈴木保奈美松坂慶子松嶋菜々子、角野卓三、でんでん、春風亭昇太など、贅沢な傍役陣です。ドラマは未見なのですが、永山瑛太やラストで顔を見せる刑事役の筒井道隆尾上松也はTV関連での顔見せでしょうね。