韓流史劇に目がなくて

nostalji2008-10-04

録画していた『大祚榮(テジュヨン)』(1〜3回)を観る。毎月曜〜金曜の帯番組(BS日テレ・16::00〜17:00)で、10月1日から始まった韓流史劇です。主人公の大祚榮は698年に渤海を建国した英雄です。渤海国は926年に契丹によって滅ぼされるまで、現在の中国東北部北朝鮮の地で“海東盛国”と云われるほどに発展しました。日本との関係は、史書によると727年から919年までの約200年間に、13回の日本使節の派遣・33回の渤海使節の来日があります。来日航路は、北もしくは北西の季節風が吹き始める初秋に出帆し、対馬海流に乗って本州に沿って北上し、若狭あるいは能登半島に着岸するというコースでした。渤海の前時代、高句麗からの来日も、このコースだったと思われます。
でもってドラマの方ですが、645年(日本では「大化の改新」がありました)の唐による第1回高句麗遠征から始まります。主人公はまだ誕生しておらず、父親のテ・ジュンサンが大活躍。戦争シーンは金がかかっており、なかなかの迫力ですよ。『朱蒙チュモン)』や『海神(ヘシン)』と比べると、かなりスケールアップしていま〜す。