2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

正月映画らしく

録画していた『座頭市関所破り』(1964年・大映/監督:安田公義)を観る。座頭市(勝新太郎)は、島抜けした新助から笠間宿の旅籠で女中をしているお仙(滝瑛子)への手紙をことずかる。笠間宿は妙義山への初詣客をあてにした商売人でいっぱいだった。…

テレビ版も併行して

録画していた『座頭市物語』の第1話〜2話と、『隠密剣士(第六部:続・忍法風摩一族)』の第5話〜6話を観る。 『座頭市物語』の第1話「のるかそるかの正念場」(監督:森一生、脚本:高岩肇)は、旅の途中で知りあった老ヤクザ(中村翫右衛門)に勧めで…

常に工夫

録画していた『座頭市血笑旅』(1964年・大映/監督:三隅研次)を観る。駕篭を譲ったために、文殊の和平次(石黒達也)を首領とする殺し屋集団に自分と間違われて殺された女の赤ん坊を、市が父親のもとに届けることになります。赤ん坊の世話をしながら…

へんな題名

録画していた『座頭市あばれ凧』(1964年・大映/監督:池広一夫)を観る。鉄砲で撃たれて川に落ちた市は、自分を救ってくれた津向の文吉(香川良介)の娘・お国(久保菜穂子)にお礼をするために鰍沢にやって来る。文吉は津向の縄張りを狙っている吃安…

殺陣の魅力

録画していた『座頭市千両首』(1964年・大映/監督:池広一夫)を観る。スクリーンでリアルタイムに観た最初の“座頭市”で、それだけに思い入れのある作品です。3年前に心ならずも斬った男の墓参に板倉村に訪れた座頭市(勝新太郎)は、上納金の千両箱…

見どころは少ないが

録画していた『座頭市喧嘩旅』(1963年・大映/監督:安田公義)を観る。旅の途中で市は、死に際の老人から頼まれ、武士に追われている娘・お美津(藤村志保)を助けます。市に恨みを持つお久(藤原礼子)に騙されて連れ出されたお美津をヤクザの駕篭留…

完成型

録画していた『座頭市兇状旅』(1963年・大映/監督:田中徳三)を観る。下仁田一家の跡目襲名花会で賑う上州下仁田宿にやって来た座頭市は、笹川で別れたおたね(万里昌代)と再開する。おたねの夫・棚倉蛾十郎(北条寿太郎)は、飯岡の助五郎の舎弟だ…

メインに

録画していた『新・座頭市物語』(1963年・大映/監督:田中徳三)を観る。市に斬られた関宿の勘兵衛の弟・島吉(須賀不二男)の襲撃をかわした市は、鬼怒川の湯治場で師匠の伴野弥十郎(河津清三郎)と再会します。弥十郎の家で市は娘の弥生(坪内ミキ…

居合い全開

録画していた『続・座頭市物語』(1962年・大映/監督:森一生)を観る。旅先でオツムのネジがきれている大名の揉み療治をした座頭市(勝新太郎)は、殿様の秘密がバレるのを恐れた大名家から命を狙われます。平手造酒の墓参に笹川へ向かった市を、大名…

ゴジラなみの強さ

録画していた『新座頭市物語・笠間の血祭り』(1973年・東宝/安田公義)を観る。シリーズ25作目で、この後に最後の『座頭市』(1989年・松竹/監督:勝新太郎)があるのですが、16年後となるので、一連のシリーズはこれが最後といえます。 生ま…

どれから観ようか

録画していた『座頭市物語』(1962年・大映/監督:三隅研次)を再見。カツシンの映画“座頭市”は全部で26本あり、これは第1作目です。子母沢寛が『ふところ手帖』という彼の随筆集に「飯岡の助五郎のところにいた盲目の居合い斬り」について2〜3行…

意外に面白かった

小沢さとる:著の『丹下左膳』(マンガショップ:2011年3月2日初版発行)を読了。乾運・坤竜という二本の妖刀を巡って、快剣士丹下左膳、柳生忍群を率いる柳生源三郎、公儀隠密の泰軒、謎の浪人闇太郎たちが刀の争奪戦を繰り広げます。小沢さとるとい…

史実と違うが

注文していたコミック『正義』と『丹下左膳』が届き、作画:那葉優花・原作:フロッシュの『正義』(MFコミックス:2011年7月31日初版発行)を早速読了。副題に“ワイアット・アープ物語”とあるようにワイアット・アープを主人公にした西部劇マンガ…

オリジナルの面白さ

確認のため、録画保存していた『十三人の刺客』(1963年・東映/監督:工藤栄一)を再見する。ラストの大チャンバラが評判となり、集団時代劇の傑作となりましたが、刺客の首領・島田新左衛門(片岡千恵蔵)と狙われる藩主を守る鬼頭半兵衛(内田良平)…

中途半端なリアル

録画していた『十三人の刺客』(2010年/監督:三池崇史)を観る。老中職が決まった将軍の弟で明石藩主である暴君を暗殺するために、13人の刺客が山間の宿場に罠をかけ、大チャンバラが展開する傑作時代劇(1963年/監督:工藤栄一)のリメイクで…

忍法甲賀衆に似た構成

録画していた『隠密剣士(第六部:続・忍法風摩一族)』の第1話と第2話を観る。第1話「忍者梟甚九郎」は、3つの鏡を手がかりに埋蔵金の隠し場所にたどりついた秋草新太郎・霧の遁兵衛・周作の一行でしたが、出てきたのは新たな場所をしめす地図。按摩に…

戦国初期の剣豪

昨夜は『塚原卜伝』の最終回(全7回)を観る。一(ひとつ)の太刀を開眼し、師匠の松本備前守と立会って破り、新当流の開祖として再び旅立つところで終わります。卜伝は、17歳から30歳までの廻国修行の間に、真剣勝負19回、戦場働き37回、一度も不…

明らかにリメイク

録画していた『ブレイブワン』(2007年/監督:ニール・ジョーダン)を観る。愚連隊に恋人を殺され、自分も重傷を負ったヒロイン(ジョディ・フォスター)が、町のならず者に自ら制裁を加え、愚連隊に復讐する物語です。身を守るためというより自殺用に…

キャラが違う

録画していた『SPACE BATTLESHIP ヤマト』(2010年/監督:山崎貴)を観る。ガミラス星人の攻撃で放射能汚染された地球を救うために宇宙戦艦ヤマトが放射能除去装置を求めてイスカンダルへ旅立ちます。人気アニメ『宇宙戦艦ヤマト』の実…

派手なアクションには食傷気味なので

録画していた『テイラー・オブ・パナマ』(2001年/監督:ジョン・ブアマン)を観る。パナマに左遷された英国諜報員(ピアース・ブロスナン)が、政府要人の御用達となっている洋服の仕立屋(ジェフリー・ラッシュ)を使って、パナマの政情や運河に関す…

主人公が違う

録画していた『修羅八荒』(1957年・新東宝/監督:渡辺邦男)を観る。二条城の御金蔵から奪われた1万両の御用金を追って、京都→大阪→東海道→江戸へと展開する、前編「薩多峠の剣陣」と後編「猛襲伏魔伝」からなる大長編時代劇です。何度も映画化されて…

巧く翻案しているが

録画していた『死刑台のエレベーター』(2010年/監督:緒方明)を観る。完全な計画で愛人(吉瀬美智子)の夫(津川雅彦)を殺した男(阿部寛)が思わぬところでエレベーターに閉じ込められ、その間に男の車を盗んだアベック(玉山鉄二と北川景子)が起…

多様なキャラの収め方

録画していた『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』(2010年/監督:デビッド・イェーツ)を観る。闇の帝王ヴォルデモートが支配を強める中、ハリー(ダニエル・ラドクリフ)とハーマイオニー(エマ・ワトソン)、ロン(ルパート・グリント)の3人…

いかがわしき変装

天知小五郎の美女シリーズを録画して再見。『白い人魚の美女』『黒真珠の美女』『宝石の美女』『死刑台の美女』の4本です。 『白い人魚の美女』は、“緑衣の鬼”が原作ですが、浴室(もちろん裸)で殺される家政婦なんて原作にない、美女シリーズの定番シーン…

SFドラマといえば

『V』を録画して再見。スーパードラマTVで09年版の放送開始に先がけて、83年版が一挙放送されたものでね。地球人と友好を結ぶためにやって来た宇宙人の本来の目的が、人間を含む地球動物を食料にするためと知ったレジスタンスとエイリアンの戦いを描…

SF純文学

録画していた『ザ・ロード』(2009年/監督:ジョン・ヒルコート)を観る。コーマック・マッカーシーのピュリッツァー賞受賞小説の映画化で、終末世界の荒廃したアメリカ大陸を、南を目指して旅をする父子(ヴィゴ・モーテンセンとコディ・スミット・マ…

B級実録映画

録画していた『デリンジャー』(1973年/監督:ジョン・ミリアス)を観る。愛人ビリー・フレシェット(ミシェル・フィリップス)との出会いから、売春宿の女将(クロリス・リーチマン)の密告でメルビン・パーヴィス(ベン・ジョンソン)に射殺されるま…

初期の作品は

ビデオに録画保存していた『次男坊判官』(1955年・大映/監督:加戸敏)を観る。病弱な兄が家督を譲ろうとするのを嫌って、家を出た遠山金四郎(市川雷蔵)は遊び人の三吉(潮万太郎)と知り合い、自分も遊び人となり、酔っ払って権六(羅門光三郎)の…

読むのは先になるけど

昨日は久しぶりにK君と逢って食事をしながらお喋り。映画やテレビ番組など諸々の事をね。最近は韓国ドラマばかりだと嘆いていたけど、日本のドラマより安くて、それなりに視聴率がとれるので、企画力を失ったテレビ局は横並びに韓流ばかりになります。現代…

マーストンがウェインに

PS3で『RDRアンデッド・ナイトメア』をプレイ。メキシコの状況不明だった町を全て救出し、盗み出された古代の仮面を、地下洞にある神殿の元あった場所に返したらストーリーミッションが終了しました。妻子は元の姿に戻り、意外とアッケない結末ね。だ…