2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

久方ぶりに

帰京の新幹線で読みかけだった小林信彦:著の『映画の話が多くなって』(文春文庫:2016年1月10日第1刷発行)を読了。2012年の「週刊文春」に書かれた連載エッセイをまとめたものです。15弾目となる文庫本化で、『出会いがしらのハッピー・デ…

観るものがなくて

先日ブックオフで購入した池波正太郎:著の『あばれ狼』(新潮文庫:1988年2月25日発行)を読了。7編からなる短編集です。 「さいころ蟲」「あばれ狼」「盗賊の宿」は、流浪の渡世人・手越しの平八を主人公にした股旅小説です。どれも、敵・味方をこ…

覚醒せず

録画していた『PUSH 光と闇の能力者』(2009年/監督:ポール・マクギガン)を観る。超能力者たちの戦いを描いたSFアクションです。 ムーバー(念動力)の力を持つニック(クリス・エヴァンス)のところへウォッチャー(未来予知力)を持つキャシ…

生より

父がビデオに録画保存していた『昭和の歌』を観了。いつ放送されたものかわかりませんが、NHKが3夜にわたって放送した2時間番組です。昭和20年代以前、昭和30年代、昭和40年代以降という構成になっています。最近の想い出の歌番組のような爺さん…

特典目当てで

実家の所有権移転手続きを司法書士に依頼した帰りに立ち寄ったブックオフで『スキヤキ・ウエスタン/ジャンゴ』のDVDボックスが980円だったのでをゲット。英語版・日本語版・特典映像の3枚のDVDの他に、物語絵コンテの冊子が付いていました。本編…

人気小説の映画化だそうだが

録画していた『マライアと失われた秘宝の謎』(2013年/監督:ジョナサン・ニューマン)を観る。世界を支配できるという秘宝の箱をめぐる劇場未公開の冒険ファンタジーです。 19世紀末のロンドン、両親が行方不明になった上に弟も誘拐された17歳の少…

一口にモノマネと言っても

昨夜は、テーマが「ものまね」だったので『タケシのこれがホントのニッポン芸能史』を観る。メインゲストがコロッケなので、“モノマネ四天王”以後のものまね芸の話が中心になります。それはそれで楽しめたのですが、元祖と云われる芸人をもっと見たかったで…

アイデアだけでは

録画していた『フローズン・アース』(2014年/監督:エミール・エドウィン・スミス)を観る。極寒となったエジプトから脱出する一家の劇場未公開サバイバルSFです。 エジプト観光に訪れていたジャック(バートン・バンド)一家は、大地震によって地殻…

観るものがなく

録画していた『王の涙 イ・サンの決断』(2014年/監督:イ・ジェギュ)を観る。第22代朝鮮国王正祖(イ・サン)暗殺未遂事件(丁酉の逆変)をモチーフにした韓国時代劇です。 国王に即位したばかりのイ・サン(ヒョンビン)は、老論派を牛耳る先代王…

これも西部劇

録画していたオリジナルビデオ(劇場公開を前提としないビデオ専用の映画)の『リンカーンVSゾンビ』(2012年/監督:リチャード・シェンクマン)を観る。 勝利したゲティスバーグの視察にきたリンカーン(ビル・オバーストJr)は、近くのブラスキ砦…

これで最後に

西部劇DVDの『ガンスモーク』(1953年/監督:ネイサン・ジュラン)を観る。流れ者のガンマンが悪党から牧場主を守るオーディ・マーフィ主演の劇場未公開の西部劇です。テレビ西部劇の『ガンスモーク』とは関係ありません。 ジョンソン郡の騒動で一仕…

ついでに

西部劇DVDの『最後の砦』(1951年/監督:ルイス・R・フォスター)を観る。南北戦争時のニューメキシコを舞台にしたロナルド・レーガン主演の西部劇(劇場公開時の題名は『最后の砦』)です。 南軍大尉のヴァンス(ロナルド・レーガン)は騎馬隊を率…

先週に続き

西部劇DVDの『アパッチ峠の闘い』(1952年/監督:ジョージ・シャーマン)を観る。アパッチの酋長コチーズと騎兵隊長の友情と戦いを描いた劇場未公開の西部劇です。 南北戦争が始まって間もない頃のニューメキシコは、砦の隊長コルトン少佐(ジョン・…

遺品の中から

本日は、叔父の7回忌法要と、映画好きの従兄弟たちとの飲み会で1日終わる予定。父の49日法要の時に渡す約束をしていた父の遺品のDVDを持って行きます。 画像は、その内の一つ『ムーンレイカー』のDVD。今回持って行くDVDは誰も未見のものはない…

プロデューサーから見た映画史

帰省の新幹線で読みかけだった日下部五朗:著の『シネマの極道』(新潮文庫:2015年11月1日発行)を読了。1970年代〜90年代にかけて、“仁義なき戦い”や“極妻”などの人気シリーズを送り出した東映プロデューサーの半生記です。監督や役者の手記…

鉄火女といえば

西部劇DVDの『牧場荒し』(1953年/監督:リー・ショレム)を観る。大牧場主と小牧場主の争いを利用して権力者になろうとする悪党の野望を鉄火女が砕く西部劇です。 ケイト(モーリン・オハラ)は旧知のエイベレル(ウィリアム・ビショップ)に誘われ…

本日も

西部劇DVDの『荒くれ男』(1949年/監督:レスリー・セランダー)を観る。B級監督のB級スターによるB級西部劇です。 ホームステッド法(西部の未開の土地の払い下げ)の施行により、開発業者のスタントン(ドナルド・カーティス)とコックス(ジョ…

昨日に続き

西部劇DVDの『曠原の志士』(1925年/監督:キング・バゴット)を観る。ホンモノの西部男として西部劇に君臨したウィリアム・S・ハート主演の無声映画です。幼い頃に西部のダコタに移住し、15歳までスー族居留地のそばに住んでいたことから西部へ…

忘れかけた頃に

西部劇の友人から送られてきて、何やかやあって放ったらかしていた西部劇DVD『荒野の襲撃』(1952年/監督:ジョセフ・M・ニューマン)を観る。西部劇全盛時にジャンルとしてあった北西騎馬警官ものです。 アメリカに侵入したカナダ・インディアンの…

眺めるだけで楽しい

ざっと眺めただけで、何やかやあって放ったらかしていた逢坂剛・南伸坊+三谷幸喜の『ハリウッド黄金期の女優たち』(七つ森書館:2015年12月1日初版発行)を読了。逢坂氏が収集した女優の写真を見ながらの鼎談集です。逢坂剛・南伸坊の『ハリウッド…

これで最後

録画していた『007/ダイヤモンドは永遠に』(1971年/監督:ガイ・ハミルトン)を再見。この前に『女王陛下の007』(1969年/監督:ピーター・ハント)があるのですが、コネリーのボンドでなく、ジョージ・レーゼンビーなのでパス。コネリー…

本日は

録画していた『007は二度死ぬ』(1967年/監督:ルイス・ギルバート)を再見。日本が舞台となっていることでカルトな007ファンの多い作品です。 米ソの有人宇宙船カプセルが軌道上から姿を消すという怪事件が起こります。米ソ両国は互いに相手国の…

そして次は

録画していた『007/サンダーボール作戦』(1965年/監督:テレンス・ヤング)を観る。シリーズ最高潮の作品で、公開初日には映画館を一周する長蛇の列ができたのを憶えています。 内容は、NATOの原爆搭載機がスペクターに奪われ、米英国はスペク…

今度は

録画していた『007/ゴールドフィンガー』(1964年/監督:ガイ・ハミルトン)を再見。この作品の頃からスパイブームが全盛となり、映画だけでなくテレビやマンガにまで007の亜流が出現するようになりました。東レと帝人が、007の商標登録をめ…

続いて

録画していた『007 ロシアより愛をこめて』(1963年/監督:テレンス・ヤング)を再見。初公開時の題名は『007危機一発』でしたな。リアルタイムで観た最初の007シリーズです。あの興奮は今でも忘れられません。 スペクターはボンド(ショーン…

久方ぶりに

録画していた『007 ドクター・ノオ』(1962年/監督:テレンス・ヤング)を再見。初公開時の題名は『007は殺しの番号』でしたな。007シリーズの第1作目で、前評判はたいしたことはなかったのですが、公開されるや評判になりました。私はリアル…

興味本位で

録画していた『D坂の殺人事件』(2015年/監督:窪田将治)を観る。明智小五郎が初めて登場する江戸川乱歩の短編を映画化したものです。 D坂の河原でソバ屋の主人の死体が発見され、警察(近藤芳正)は自殺と判断しますが、名探偵・明智小五郎(草野康…