ディズニーキャラでなく

録画していた『ムーラン-戦場の花-』(2020年/監督:チェン・チェン)を観る。男と偽り、戦いに身を投じる女性兵士の姿を描いた中国時代劇アクションです。

南北朝時代の中国、柔然軍の侵攻に魏国は徴兵令を出し、ムーラン(フー・シェアール)は老いた父に代わって男装して入隊。武芸に秀でたムーランを誰も女性とは思いません。捕虜になっていた皇子を救ったことからムーランは一隊を任されるようになり、仲間たちを鼓舞しながら果敢に敵に立ち向かっていきます。そして、撤退する皇子たちを守るために、柔然の大軍が迫る城塞に残ったムーランたちは……

中国南北朝時代というのは、漢が滅び、北魏華北を統一した439年から随が中国を統一する589年までの150年間をいいます。時代に即した物語となっているので、ファンタジー色はありません。中国映画にしては金をかけていないせいか、戦争シーンはボリューム感がなく、小戦闘に終始。主人公のムーランも野暮ったい鎧姿ばかりで華やかさがありません。城塞の壁の上で、女性に戻って踊る姿も衣装は地味。画像のイメージで期待したら、大外れで~す。

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母の初盆と遺品整理・実家の処分で帰省するので、日記はしばらく休みます。

これもゾンビ

録画していた『斬撃-ZANGEKI-』(2009年/監督:リチャード・クルード)を観る。ウイルスによって人間がゾンビ化する世界で、人間救出するゾンビハンターの物語です。

感染した人間をゾンビ化するウイルスが蔓延し、ワクチン開発が思うように進まない政府は、街への空爆を決定します。しかし、感染地帯の病院の中に生存者が取り残されていることが判明し、元特殊部隊のタオ(スティーブン・セガール)率いる精鋭のゾンビハンターたちが出動。空爆のタイムリミットが近づく中、タオたちは病院の中で無数のゾンビたちと戦いながら生存者を捜しますが……

セガールが刀を振りまわしてゾンビを斬りまくるだけの作品。頭をぶっ潰さなきゃならないので、合気道は役に立たず、素手での格闘シーンはありません。身体の一個所でも嚙まれたらオシマイだもんね。そのため、アクションが単純になり、中身のないセガール映画が、余計に酷くなりました。目先を変えようとして失敗した作品で~す。

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オリンピックがきょう開幕。女子ソフトはオーストラリアとメキシコに勝って2勝、女子サッカーはカナダと引き分け、男子サッカーは南アフリカに勝ちと、競技は既に始まっていますが盛り上がりませんなァ。放送メディアは盛り上げようと必死ですけどね。

たまにはゾンビ

録画していた『ゾンビランド:ダブルタップ』(2019年/監督:ルーベン・フライシャー)を観る。ゾンビのはびこる世界で生きぬく者たちを描いたコメディ・アクションです。

ウイルス感染によって人類がゾンビ化した世界で、コロンバス(ジェシー・アイゼンバーグ)、タラハシー(ウッディ・ハレルソン)、ウィチタ(エマ・ストーン)、リトルロック(アビゲール・ブレスリン)の4人は、コロンバスが作り上げたルールに従って10年も生き抜いてきました。しかし、ゾンビたちもパワーもスピードもレベルアップした新種へと進化。父親代わりをするタラハシーがウザクなったリトルロックバークレーという男と駆け落ちしたことから……

ゾンビランド』の10年振りとなる続編です。コメディなので、襲ってくるゾンビに恐怖感はなく、ジェシー・アイゼンバーグたちが織りなすドラマに面白みがあります。エルビス・プレスリーの真似をするウッディ・ハレルソンがグッド。前作を観ていなくても充分楽しめる作品で~す。

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主人公は懐かしのスターで

録画していた『レジェンド・ハンター~ハリウッドの秘宝~』(2018年/監督:ラッセル・マルケイ)を観る。ハリウッドのスターになる前の、エロール・フリンの若き日の冒険を描いたアクション映画です。

1930年、黄金の隠し場所を記した地図を手に入れたエロール・フリン(トーマス・コッケレル)は、映画の撮影隊とともにパプアニューギニアの密林を探索。しかし、未開の原住民と遭遇し、命からがら脱出。オーストラリアに戻ったフリンは、阿片窟の女主人から手に入れたボロ船に乗り込むと、レックス(コーリー・ラージ)・アダムズ(ウィリアム・モーズリー)・チャーリー(クライヴ・スタンデン)たちと、再度黄金捜しの旅に出ますが……

エロール・フリンは1940年代に活躍したアクション・スター。現在知っている人は何人いるでしょうかね。冒頭のニューギニアのシーンは面白かったのですが、オーストラリアに戻ってからはダラダラ展開。実話にするのかエンターテインメントにするのか、どちらともつかない中途半端な作品で~す。

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懐かしの映画

録画していた『サイレンサー破壊部隊』(1968年/監督:フィル・カールソン)を観る。マット・ヘルムが金塊を奪った一味と戦うシリーズ最終作。リアルタイムで観て以来の再見です。

デンマークで50億ドルの金塊を積んだ列車が襲われる事件が発生。秘密機関ICEの長官マクドナルド(ジョン・ラーチ)はマット・ヘルム(ディーン・マーティン)に金塊の捜索と強奪犯の捜査を命じます。コペンハーゲンにやってきたマットに、英国諜報員のフレヤ(シャロン・テイト)が旅行案内係として協力。強奪犯の首領コンチーニ伯爵(ナイジェル・グリーン)は、マット・ヘルムを仕末するために情婦のリンカ(エルケ・ソマー)と殺し屋のユー・ラン(ナンシー・クワン)を差し向けます。リンカとユー・ランはマットに色仕掛けで迫りますが……

ディーン・マーティンが鼻歌まじりに美女を相手にスパイ活動。緊張感がまるでないアクション映画です。マーティンらしいふざけた趣向もなく、コメディとしても今イチ。組立式のミニコプターが秘密兵器の目玉なのでしょうが、“ナポレオン・ソロ”でも“007”でも既に当時登場しており、目新しさはありませんでした。懐かしさだけで観たのですが、『沈黙部隊』→『殺人部隊』→『待伏せ部隊』と、どんどんつまらなくなり、この『破壊部隊』は最低の出来。シリーズ打切りになったのがわかる気がしま~す。

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西部劇からみで

田口利人:著の『リンカン郡抗争の顛末とビリー・ザ・キッドの真実』(杉並けやき出版:2021年6月16日第1版第1刷発行)を読了。西部劇では超有名なビリー・ザ・キッドの真実を徹底的に調べた日本で初めての実録です。

第1部:リンカン郡抗争の顛末、第2部:ならず者ウィリアム(ビリー)・ボニーの台頭、第3部:ビリー・ザ・キッド真実の探求、附録:ビリー・ザ・キッドの映画について、という構成。

第1部で、ビリー・ザ・キッドを有名にしたリンカン郡の抗争とはどんなものだったのかを詳細に説明。第2部では、リンカン郡の抗争後のキッドの行動分析とならず者として有名になっていった背景の解説。第3部は、キッド生存説など伝説の検証。附録は、映像化されたビリー・ザ・キッドの概観から始まり、『ビリー・ザ・キッド』『さいごの無法者』『ならず者』『テキサスから来た男』『左きゝの拳銃』『チザム』『ビリー・ザ・キッド/二一才の生涯』『ヤングガン』『ヤングガン2』『スリー・ジャスティス孤高のアウトロー』を紹介。

万人受けする本ではありませんが、西部劇ファンには必読書で~す。

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週に一度は西部劇

西部劇パーフェクトコレクションに収録されている『ララミーの戦い』(1949年/監督:レイ・ナザロ)を観る。チャールズ・スターレット主演のB西部劇“デュランゴ・キッド”シリーズの一編です。

司令官のロン大佐(フレッド・F・シアーズ)との平和交渉のため、イーグル酋長と息子のランニングウルフ(ジェイ・シルバーヒールズ)がサンダース砦にやって来ますが、酋長が何者かに射殺されます。立ち会っていたスティーブ(チャールズ・スターレット)は、ランニングウルフに犯人を見つけることを約束。犯人は騎兵隊の偵察員クローニン(ロバート・ウィルク)で、武器商人と結託してインディアンにライフルを売って儲けようとしていたんですな。クローニンからライフルを手に入れたランニングウルフは戦いを準備。ランニングウルフから酋長殺しの犯人に間違われたスティーブは黒覆面のデュランゴ・キッドとなって、戦いを防ごうとしますが……

“デュランゴ・キッド”シリーズは、1940年から52年にかけて62本作られていますが、日本では全て未公開。この作品が何作目になるのかわかりませんが、B西部劇でお馴染みのスマイリー・バーネット(役名もそのまま)がチャールズ・スターレットの相棒役で登場し、ダフ軍曹役のジョージ・ロイドとコメディーリリーフを担い、得意の歌も披露。エルトン・ブリットの歌う軍曹がシーンの合間にウエスタン・ヨーデルを歌うなど、典型的なB西部劇の展開になっています。クライマックスのインディアン襲撃シーンは、もろ『駅馬車』の使いまわし。アップの時だけジョン・ウェインでなく、チャールズ・スターレットなので~す。

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