悪女は金髪

nostalji2009-10-21

録画していた『上海から来た女』(1947年/監督:オーソン・ウェルズ)を観る。失業中の船員(オーソン・ウェルズ)が富豪の人妻(リタ・ヘイワース)を暴漢から救って仲良くなり、彼女の夫(エベレット・スローン)に雇われてカリブ海からサンフランシスコへ周遊する豪華ヨットのクルーとなって乗り込むんですな。富豪の亭主は不能みたいで、女房の色香は男を惑わせ、犯罪へと発展していきます。ラストの鏡の部屋での銃撃は、オーソン・ウェルズらしい凝った演出で、その後何度となく模倣(特に『燃えよドラゴン』は有名)されていますね。この手の映画は女優に魅力がないと面白さが半減しますが、リタ・ヘイワースはグッド。悪女はブロンドの美女というのが、この頃の犯罪映画(フィルム・ノワール)の定番で、リタ・ヘイワースもブロンドに染めていま〜す。
でもって、画像はリタ・ヘイワースのピクチャーレコード。10年くらい前に、中古レコード屋でゲットしたもので、マリリン・モンロー、ブリジッド・バルドーのピクチャーレコードと並んで展示されていました。1940年代のクラブでのライブを収録したもので、リタの歌は上手いとはいえませんが、セクシーな歌声には魅了されます。モンロー、バルドーはヌードピクチャーだったせいか、高すぎてパス(リタはモンロー、バルドーの値段の1/5以下だった)したのですが、今から考えると買っときゃよかったな。