病院で読書

nostalji2008-09-05

5週間ぶりにJ医大病院へ。諸々の待ち時間の間に、ツンドク状態だった小林至:著の『アメリカ人はバカなのか』(幻冬舎文庫:2003年4月15日初版発行)を読了。戦後の日本はアメリカの中産階級の豊かな社会を手本に経済成長を遂げたのですが、最近の日本はこの本に書かれているようなアメリカの悪いところばかりをマネしている感じですね。“日本人はバカなのか”と言いたくなります。広がる所得格差、骨抜きにされた労働組合、富裕層だけが得する税制、二極分化がもたらした治安の悪化・もはや悪弊でしかない陪審員制度・世界一高い医療費・公立学校は暴力とドラッグの巣窟など、私が危惧している方向に日本もドンドン向かっていますよ。日本はアメリカの10年後を行くと云われていますが、現実になりそうだァ。
大宮まで出たついでにブックオフに立ち寄り、先日買いもらした『三丁目の夕日』6冊を購入。11冊となると持ち歩くには嵩張るし、まとめ買いするとカミさんが嫌な顔をするんで遠慮したんですよ。私も気が小さいもんでねェ。