90分は長い

nostalji2008-10-12

昨日より、録画保存していたテレビ西部劇『バージニアン』のうち2エピソードを観る。困ったことに邦題サブタイトルだけでなく、原題サブタイトルもクレジットに表示されていません。仕方ないので内容をメモしておこう。
てなわけで、最初のエピソードは大牧場主と小牧場主の対立を描いたもの。バージニアンは小牧場主の味方となって、英雄気取りで小牧場主たちを皆殺しにしようとする元軍人の大牧場主(ジョン・アンダーソン)と対決します。バージニアンが大牧場主から救った、牛泥棒の疑いをかけられてリンチされそうになった小牧場主(ジャック・ウォーデン)が実は牛泥棒で、罪の意識からバージニアンに真相を打ち明け、大牧場主と相撃ちというのが結末ね。舞台となっているワイオミングでは、大牧場主対小牧場主の間で西部史上有名な牧畜戦争が起こっているのですが、大牧場主ガース判事(元判事だったので、判事と呼ばれている)が経営するシャイロ牧場の牧童頭のバージニアンを主人公にしているので、どちらの側にも非があるという話にしています。
二つ目のエピソードは、女性殺害犯として流れ者がメディシンボウの町で縛り首になります。男にはアリバイがあって本当は無罪だったのですが、それが証明されなかったんですね。流れ者というだけで、よく調べもせずに有罪になったんです。そして、事件のことを調べる男(ヒュー・オブライエン)が現れます。男はシャイロ牧場で働きながら、縛り首された男のアリバイ証明をする人物を捜します。『バージニアン』は90分番組で、内容が盛り沢山の時は問題ないのですが、このエピソードのように射ち合いもなく、真犯人も捕まらず、心理描写ばかりの地味なものだと退屈しま〜す。
画像は、外国TV映画大全集(芳賀書店)に掲載されていた写真。二つ目のエピソードのスチール写真ですね。左端のヒュー・オブライエンの服装が同じでした。